Windows Server 2012以降(Windows Server 2016)ではECN(輻輳情報通知機能)が有効となっており、この影響により、特定のWebサイトを表示する際に遅延が発生する場合やファイルのダウンロードで遅延が発生する場合がございます。
本現象が発生いたします場合、Windows でECN機能を無効化することで解決いただける場合がございます。
ECN機能は、以下の手順で無効にしていただくことができます。
ご注意:
※変更の適用についてWindowsやWinGateの再起動の必要はございません。
※ECN機能の無効化による影響、およびECN機能に関する詳細につきましては、サポート対象外となります。
※ECN機能の詳細に関しましては、マイクロソフト社へご確認ください。
※ECN機能を必要とする場合は、マイクロソフト社、ネットワーク機器メーカー様へご確認ください。
- 管理者権限でWindowsへログインしていることを確認してください。管理者権限でログインしていない場合は、管理者権限でログインしてください。
- Windowsのスタートメニューを右クリックし「コマンドプロンプト(管理者)」を選択して管理者:コマンドプロンプトを開始します。
- コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行してTCP グローバル パラメーターの状態を確認します。
netsh interface tcp show global
表示されるTCP グローバル パラメーターで「ECN機能」が enabled となっております場合は有効、 disabled となっている場合は無効となります。disabled となっている場合は、ECN機能は無効となっておりますので、この機能の影響ではございません。そのままコマンドプロンプトを終了してください。
enabled となっております場合、以下のコマンドによりECN機能を無効化します。netsh interface tcp set global ecncapability=disabled
正しくコマンドが実行されましたら、再度 netsh interface tcp show global コマンドを実行して 「ECN機能」が disabled (無効)となっているかを確認してください。
以上でECN機能の無効化は完了となります。ECN機能を再び有効にする場合は、以下のコマンドを実行してください。
netsh interface tcp set global ecncapability=enabled